「これでいい」からの卒業
こんにちは、ファッションさんぽのあやみです。
先月函館に旅行に行ってきました!
回った場所はいわゆる「ザ・観光スポット」と言われる所で、どこもかしこも人の嵐だったのですが、スケジュールをうまく調整して最後まで楽しんで帰宅。
最近はなかなか旅行に行くことができず、旅行熱が高まっていた時期だったのでそりゃあもう最高でした。
旅行って最終日は疲れ果てていることが多いので、なかなか新鮮な感覚だったのですが、そこでちょっとした自分へのお土産も購入しました。
それがこちら!
赤レンガ倉庫でこのガラスのシマエナガちゃんたちと目が合ってしまい…シマエナガ大好きな我が家はシマエナガコーナーに張り付き、一番お顔が好みなこの子たちをお迎えしました。今はリビングのテレビの真横に鎮座していますっ!
旅行に行くとたくさんの特産物があって、せっかくだし何か買って帰ろうと思うのですが、ここで大事にしたのが「これでいいや!」ではなく「これがいい!」な気持ちでした。
「これでいい」と「これがいい」の違いって何だろうと考えたのですが、「これでいい」だとなんだか妥協で選んだ感じがしませんか?そうです。物を選ぶときに、できるだけ妥協したくないんです。
☔️とにかく妥協して諦め続けてきた人生だった☔️
小さい頃から、もういつからかわからないくらい前から「これでいいや」といろいろなことに妥協する癖がついていました。
実家はあまり裕福な家ではなかったので、「お金は大切に」と育てられました。
毎週スーパーへ食材を会に行く時も「このいちごは高いからやめておこう…」と考えるようになり、友達間で話題になっている筆箱やペンを欲しいとは言えなくなっていました。
そういったことが何回もあるとなんだかとても寂しい思いになるのですが、小さい頃のわたしは「(欲しいけど)特に欲しくない」と思い込むことで寂しさを紛らわせていました。
それから高学年になり、自分だけやりたかった習い事ができなかったり、本当に行きたかった高校への進学を諦めたり。
そんな状況がずっと続いており、いつしか欲しい物があっても「欲しい」と言えない、思えない人ができあがってしまいました。
大学に行っても社会人になってもその癖は変わらず、この状態がデフォルトになっていたので自分で妥協した選択をしていることにすら気づけずにいました。
今思うと、自分のことを全く大切に扱ってあげれていなかったなと思います。
🎓「これでいい」からの卒業🎓
そんなわたしがひょんなことから「これでいい」からの卒業を果たします。そうです。夫の出現です。
夫は学生時代からの知人だったのですが、特に連絡をするような間柄でもなく、数年の社会人生活を経て共通の知人を通じて再会し……そして今に至ります(よくあるやつですね)。
ただ、今まで出会ったどんな人よりも居心地の良さが抜群で、一生一緒にいたいのはこの人だ!とすぐにわかりました。
なぜだかわからないのですが、夫と一緒にいるときだけ「あれがしたい」「これがしたい」がたくさん浮かび、突然人生が楽しくなりました。
頭上に即座に「結婚」という文字が浮かび、一生に一度の選択ならこの人だ!!と仕事を辞め引越し、そしてさくっと籍を入れました。
それまでの人生は何だったのか?と思うくらい、夫に再会してからのわたしは「これがいい」レーダーが最高に機能していました。
💍「これでいい」と言われて嫌だった💍
籍を入れる直前に、「そういえば結婚指輪が必要なのでは?」と焦ってブライダルジュエリーショップを訪ねました。
わたしも夫も指がかなり細い方で、「そもそもジャストサイズの指輪が存在するのか?」と正直不安でしたが…ちゃんとありました!さすが!数多の夫婦の指を見てきただけありますね!!
(指輪探し中に知ったのですが、夫は8号、わたしは3号がぴったりでした。)
サイズがあることに一安心したわたしたちは、お気に入りのデザインを探しに数軒うろうろ。
なんと言ってもどこの店員さんも接客が丁寧で、指輪の説明も端的!それでいて熱い!🔥
「お二人の指の形にはこちらが…」
「シンプルなデザインがお好きでしたらこのあたりも…」
「こちらはカッティング方法にこだわっており…」
と止まらないですね!
店員さん止まらないですねえ!!
そのくらい自社ブランドに誇りを持っていらっしゃるのね〜〜とうるうる。
だがしかし、わたしの隣の夫は全然違いました。
ずーーーっとぼーーーーーっとしてる。
夫曰く、
・何軒も回って疲れた
・どれも一緒に見える
・これ(目の前の指輪)でいいかな
夫は身につけるものに疎いので言い分はわかりますが、いかんせん「これでいいかな」がどうも許せませんでした。
わたしとあなたのこれからの人生の相棒を妥協で選ぶくらいなら無い方がマシだよ!と内心怒りながらその日は探すのをやめました。
また後日疲れを回復した夫を連れて店舗へ。前回入ったお店は「いいと思うけどいまいちピンとこない」とのことで不採用になりました。
さて違う店舗に行ったのですが、ここでようやく運命の出会いが!
そのお店の店員さん曰く、
・パッと見はシンプルです
・一部にマット加工ができます
・指輪の内側にダイヤモンドをはめられます
・一つのダイヤモンドを割ってお二人の指輪にはめます
・内側に刻印もできます
何事にも物語がほしい夫に店員さんの説明が響いたらしく、明らかに前のめりで話を聞く夫。これに決まりだな!と夫の意向を確認すると、
「まぁこれでいいね」のワードが。
これで…いいね…?
この後に及んで「これでいい」を繰り出す夫に我慢できず、店員さんの前だろうと関係なく夫に詰め寄りました。
「これがいいって言わないならわたし欲しくないよ!」の想いか爆発した瞬間でした。
少なくとも自分の好きな人が妥協で物を選ばないで欲しかった。妥協で物を選び続けると自分を大切に扱えなくなることを知っていたから、絶対に「これがいい」と言ってほしかったのです。
(その後すぐ「これがいい」と言ってくれました!拍手!)
無事我が家にやって来ました💍💍✨
🌸🌸
雑貨や指輪の話になってしまいましたが、これ、ファッションでも全く同じことが言えるんです。
「この服でいいや」
と考えて選んでいるうちにどんどん自分のことを大切に扱えなくなってしまう。
(でも社会に揉まれて生きていくうちに「これでいいや」って感じちゃうときがあるよね!!)
「これがいい」と自分で納得して選ぶことの積み重ねで、自分らしさの地層が出来上がっていきます。
「これでいい」と「これがいい」
似ているようで全然違う言葉です。
ぜひご自身のことを世界で一番愛する人だと思って、「これがいい」を積み重ねていただきたいです。
皆さんの「これがいい」の地層は何ですか?👗👠👜
ぜひぜひあやみに教えてください🌸